リハビリテーション
MEDICAL 03運動器リハビリテーションについて
主な対象疾患
膝前十字靭帯損傷、膝半月板損傷、反復性膝蓋骨脱臼、変形性膝関節症、変形性股関節症、大腿骨頭壊死症、大腿骨頚部骨折、足関節捻挫、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、脊椎圧迫骨折、後縦靭帯骨化症、五十肩、反復性肩関節脱臼、腱板断裂、野球肩、野球肘など
「運動器」とは骨・関節・筋肉・神経などの身体を支えたり動かしたりする組織・器官の総称です。 「運動器」に関する疾患としては、骨折、変形性関節症、腰痛や頚部痛、肩痛、スポーツ障害などがあります。 「運動器」の疾患は仕事や日常生活の動作、スポーツ動作を困難にし、私たちの生活の質(QOL)を低下させる大きな一因となります。
「運動器リハビリテーション」とは運動器疾患を持つ人々に対して運動療法(ストレッチや筋力強化など)や物理療法、装具療法などを用い身体機能を可能な限り改善することを目的とします。「運動器リハビリテーション」は運動器に障害を持つ人々の日常生活の質(QOL)の維持、向上のために重要な役割を担っています。
理学療法士について
理学療法士は「PT(Physical Therapist)」ともよばれ、ケガや病気により身体機能に障害を抱えた方に対して、起き上がり、 立ち上がり、歩行といった基本的な運動機能の回復をサポートする、リハビリテーション医療の専門職です。
ストレッチやトレーニングなど、関節の曲げ伸ばしを行って関節の可動範囲を広げ、筋力を回復させる「運動療法」や、電気、温熱によって痛みを和らげる「物 理療法」、歩行やベッドからの移動といった「日常動作の練習」を行い身体機能の回復を図ることで、患者さんが一日でも早く日常生活や社会生活へ復帰できる ようサポートします。また、身体に障害が残った方に対して、基本動作や日常生活を行う上でのレクチャーやサポートを行ったり、利用者がより安全で快適な社 会生活を送れるように、浴室やトイレの改装といった住宅改造に関するアドバイス、生活習慣病の予防や健康管理のためのアドバイスを行うことも、理学療法士 の大切な仕事です。
障がいの原因は、ケガや病気、加齢によるものなど様々であるため、理学療法の対象となる方も、子どもからお年寄り、そしてプロスポーツ選手と幅広く、高齢 化が進むこれからの時代は特に、理学療法士の多方面での活躍が期待されています。
理学療法士よりご挨拶
局所の痛みやケガによる障害で、日常生活、スポーツ活動に支障がある方に対して、患者様1人1人の症状やニーズに合わせた理学療法によるプログラムを提供しています。 ストレッチやトレーニングなどの運動を通して、関節の動きや筋肉の動きを改善すると共に、姿勢や効率的な動作の指導を行うことで、除痛や運動機能の改善を図ります。それだけでなく、再発予防の観点から、ホームエクササイズによって、ご自身でコンディショニングできるように患者様と一緒に取り組んでいます。
理学療法士 原田剛